Satlink ISD+Buoy

デュアルエコーサウンダー種別特定ブイ

Satlink ELB3010 ISD+デュアルエコーサウンダーブイ

流木群(FAD)及びブイは、世界のマグロのまき網漁における真の革命となりましたが、効力と持続性のバランスには細心の注意が必要です。持続性を求める中で、Satlinkは、最新かつ最も有効なブイであるSatlink ELB3010 ISD+を開発しました。
Satlink ELB3010 ISD+は、業界初正真正銘のデュアルタイプのエコーサウンダーブイです。ブイは従来の製品と同型タイプの設計で、持続的に最大限に活用して効率及び漁業の生産性を上げるとともに、責任あるデータ収集性を強化したものです。
新しいISDブイは、魚群探索機能の計測を行うと同時に、主なマグロの種類を識別する点で従来の製品と異なります。この情報に基づき、当初不可能であった魚種別の各層見込トン数の表示を行うことが可能です。
Satlink ELB3010 ISD+モデルは、2つの内蔵型SIMRAD製魚群探知機を備えています。これらのエコーサウンダーは、人工衛星を経由してブイの直下、水深115mまで探知した魚の総量に関する情報を送信します。

Satlink ISD+Buoy

デュアルエコーサウンダーブイ

Satlink ELB3010 ISD+は、これまでで最も強力に設計されたブイです。魚群探知機を2基搭載することにより、ユーザーはより多くの正確な情報を入手することができます。ブイは、15分毎に計測を行い、魚の量の増加が探知された際には情報が直ちに船舶に送信されます。
また、一日の終わりに、ブイは1時間毎の計測内容をまとめた「日毎集計データ」を送信するので、マグロの行動を分析することができます。

Satlink ISD+Buoy

正確なエコーサウンダー計測機能

Satlink ELB3010 ISD+ブイは、魚群探知機を2基搭載するとともに、高解像度の情報処理を行い、各魚群探知機の周波数に対する異なった反応に基づきマグロ等の魚種を特定し、正確な計測結果を提供します。
スペクトラム拡散技術及びカスタムデザインの38kHzの振動子は12.5 cmの垂直解像度を提供します。SIMRAD製の38kHz振動子は、世界的な水産業界における業界標準となる製品です。
2つの周波数での計測により、マグロや他魚種の種別を区別しやすくなります。夜間においては、38kHzでプランクトンの上昇をはっきりと見ることができます。

Satlink ISD+Buoy

より高度な送信機能

低遅延: ELB3010 ISD+ブイは、3分以内に命令送信に応答することができます。

その他の機能:
•ブイが洋上に配置されていても、衛星を経由してソフトウェアをアップデートすることができます。
•灯火点滅:ユーザーは、フラッシュ継続時間と開始時刻を任意設定することが可能です。
•低電力消費

メンテナンスフリー

ブイはソーラー電源によって稼働しているため、バッテリーを使用していません。完全に鉛フリーとなり、無公害です。

太陽光発電によって、必要なエネルギーを発電し大容量コンデンサに充電します。
ブイの使用可能期間を制限するものは、自然劣化のみです。
ブイは、定期メンテナンスを必要としません。

技術仕様

▼ELB3010 ISD+型

全重量 12kg
サイズ 直径45.54cm × 高さ33.6cm
魚群探知機 SIMRAD ES16
バッテリー 不要
エネルギー 太陽光発電および、蓄電用大容量コンデンサ内蔵

▼SIMRAD ES16

魚群探知機周波数(高周波) 200KHz
魚群探知機周波数(低周波) 38KHz
ビーム角度 32°
エコー出力 200W
不可視エリア 3m
探知水深 3〜115m
測定層数 10層
送受信回路 ブロードバンドチャープ方式

動作構成図

メーカー公式サイト